11月、“心は優しく力持ち”、そんな大相撲の力士を思わせる一杯が花月嵐に“土俵入り”を果たした。心に染み入る優美な味わいながらも、食べ応え大満足の力強い一杯、その名も『ちゃんこラーメン千秋楽』。その名の通り『ちゃんこ鍋』と『ラーメン』ががっぷり四つに組んだ、これからの季節にピッタリのラーメンである。『ちゃんこ鍋』は相撲取りの力の源。日々の稽古と『ちゃんこ鍋』があの力士の強靭な肉体と精神力を作り上げるのである。さて、ここで『花月嵐のちゃんこラーメンって懐かしいな〜』と思った方は、かなりの花月嵐通に違いない。実は『ちゃんこラーメン千秋楽』とはちゃんこシリーズ第3作品目。何と前作から約10年の時を経て最新作が登場したのである!!
『ちゃんこラーメン』シリーズの第一弾は2006年12月登場の『味噌ちゃんこラーメン大金星』、そして翌年の2007年1月に二代目となる『塩ちゃんこラーメン大一番』が続いた。『ちゃんこ鍋』を彩る具沢山の盛り付けと腹持ちの良い太麺の組み合わせが大満足の二作品であった。何を隠そう実は当時から『味噌・塩・醤油』の構想で味の研鑽は続けられていたのだが、その後「醤油」は日の目を見ることはなかったのである。
そして遂にシリーズ誕生10周年を迎え、三代目となる醤油味ベースの“ソップ炊き”の一杯が登場した。“ソップ炊き”とは“ちゃんこ鍋”の中でも相撲部屋でよく食べられるジャンルの一つで、鶏ガラを煮込み、そこに醤油、砂糖、酒などで甘口の味付けを施したスープである。そもそも“ソップ”とはスープを指し、水炊きに対してスープを炊くことから命名された。定番の味だからこそ本当の実力が問われる「ソップ炊き」の“ちゃんこラーメン”。花月嵐ラーメンマエストロ達は力士達の猛稽古の如く全身全霊をかけて、その開発に挑んだのである。そして遂にシリーズ最終日とも言うべき『ちゃんこラーメン千秋楽』が完成の日を迎えたのであった。
今回『ちゃんこラーメン千秋楽』の先行実食を快諾してくれたのが漫画家『やくみつる』さんだ!!大相撲はモチロン、大が付くほどの『ちゃんこ鍋』通のやくみつるさんから、果たしてどんなコメントが飛び出すか?さあ“待ったなし!!”
ちゃんこ鍋の『ちゃんこ』って何かご存知ですか?? 『ちゃんこ』の語源は江戸時代、長崎に中国から伝わって来た『鍋』のことで、中国語の発音が『ちゃんこ』であったとされている。その後『ちゃんこ』は力士が作る手料理全般を指すことになるのであるが、特にその中でも『ちゃんこ鍋』は、幾多の素材を一度に摂れ栄養抜群であることから定番となっていった。一昔前は、豚や牛は手を地面に付く『四つん這い』ということから勝負の縁起をかついで『ちゃんこ鍋』には用いなかったという話もある。
『ちゃんこラーメン千秋楽』後編
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