「料理の道を志す様になったのは、何か物を作るという仕事がしたかったからなんです。自分が手掛けたものが完成するという達成感は何物にも代え難いものですから。子供の頃はいわゆる『ガンプラ』にハマりましたね。まんま、その世代でしたし。子供ながらに、当時はかなり本格的に取り組んでいたと思います。私自身、中華料理の世界にかつては身をおいていたのですが、自分が食べてみたい担担麺が残念ながら見つけられなかった。だったら、ラーメンの修行を通じて学んだことを私なりに活かしたオリジナルの担担麺を創ってみたくなったんです。」
「ホテルで中華を作っていた時は厨房で調理のみをしていましたがその後、修行先のラーメン店『柳麺ちゃぶ屋』では接客もするようになり考え方が変わりました。それまでは作って終りだったのが私の料理ですが、今度は、それをお客様に提供し目の前でお客様の反応を受け止め、最後にお客様をお見送りして『ラーメンを作る』という仕事が終わると知ったのです。つまり『ラーメンを作る』とは『お客様に喜んで頂くこと』。単にラーメンを作るのではなく、食材の扱い、心地良い空間の準備、そしてお客様への対応、全てが一つとなって『お客様の喜び』に繋がるのだと学びました。お客様の笑顔が今も変わらず私のやりがいですし、これからもこの道を邁進していこうと思っています。」
「日光東照宮・薬師堂の天井には『鳴き竜』という水墨画が描かれています。その下で手を叩いた時にあたかもそれが龍が鳴いているように共鳴して聞こえたそうです。そこから、お客様と共鳴できるようなラーメンを作り続けたい、そんな思いからと、あと創業年の2012年が辰年であったこともあって『鳴龍』という店名にしたんです。」
ホテルの中華料理店勤務の後、『麺』について学ぶために、今もなおラーメンファンの間で語り継がれる伝説のラーメン店『柳麺ちゃぶ屋』の門を叩く。
その後、同店セカンドブランドの表参道ヒルズ内の『MIST』そして海を渡り香港の『MIST』で料理長として腕を振るう。ラーメンのコース料理や、麺をシャリに見立てた寿司で話題となる。ちなみに香港の『MIST』は『ミシュランガイド香港・マカオ』にて2011年、2012年と2年連続和食部門で一つ星掲載となった。
齋藤氏は、6年間の修行の後に2012年に『創作麺工房 鳴龍』を創業。『ミシュランガイド東京2016』にてビブグルマン、そして2017年度においては一つ星掲載。ラーメン部門で世界で2店舗のみの栄誉を手にする。
東京のJR山手線『大塚駅』南口から駅前の繁華街を抜け大通りを一つ脇道に入ると、そこに『創作麺工房 鳴龍』を見つけることができる。一見、ラーメン店とは思えないスタイリッシュでシックな外観。開店時刻の午前11時半を迎える頃には30人近くの人々の行列ができている。『ミシュランガイド東京2017』一つ星掲載の噂を聞きつけた世界中のラーメンフリーク達が集って、営業中は絶えず長蛇の列が出来ているのだという。是非、あなたも時間を作って、こだわりの名店『創作麺工房 鳴龍』に足を運んではいかがだろうか?
辛さ、酸味、甘味等、幾重もの味わいが絶妙なハーモニーを醸し出している!!
カウンターに置かれた『花山椒』を入れると、さらなる奥深い味へと変化を遂げる!!
『鳴龍』の看板ラーメンである『担担麺』は初めて来店するならテッパンの1杯だ。これまでの『担担麺』の常識を覆すその味わいに、きっと驚かずにはいられないだろう。普段は『担担麺』は苦手という人も『鳴龍の担担麺』は好きという人もいるという。
店主齋藤氏こだわりの自家製麺。スルスルと入る喉越しと歯応えは絶品!!
『担担麺』に『替玉』が『鳴龍』式。多くの方が注文しているとのこと!!
ラーメンはもちろん、店内の落ち着いた大人の雰囲気にも店主のこだわりが感じられる。
店内には『ミシュランガイド東京2016/2017』の受賞記念品が食券機や壁面に掲示されている。
店舗の地下にある製麺室で齋藤氏は日夜お客様の笑顔のために、より美味しい麺を探求し続けている。
『担担麺』以外にも『鳴龍』には押さえておきたい店主こだわりの一流のラーメンがラインナップ。 食べる前から心弾ませる美しい盛付け。
東京都豊島区南大塚2-34-4 SKY南大塚1F
JR大塚駅南口から徒歩4〜5分
電話番号: | 03-6304-1811 |
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定休日: | 火曜日 |
営業時間: | 昼の部:11:30〜15:00 |
夜の部:18:00〜21:00 | |
(月曜日は昼の部のみ営業) |
「『ミシュランガイド東京2016』では、『鳴龍』はビブグルマンでの掲載でした。2017年度も続けば良いかな〜と思っていたところウチのお店は外れたという事前情報を耳にしたんですね。その時は正直ちょっとへこんだんですが、どういうわけかその後、ミシュランガイド東京2017発表のパーティーに招待されたんです。 『え?どーゆーこと?今回ってダメだったんじゃないの?』と思ったのですが、反面『もしかしたら・・・』という淡い期待を抱きつつ当日は出席したんです。でも会場に入っても特に関係者から事前に何も教えて貰ってなくて、そしたら急に自分のお店の名前が呼ばれたじゃないですか。 そりゃ頭真っ白ですよ。その後の事は上の空の話で、はっきりと覚えてなくて。今思えば折角の機会なのにちょっと勿体なかったですね(笑)」
『創作麺工房鳴龍ブランチ』本編
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