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「博多豚骨ラーメンなんでんかんでん」(2012年7月4日発売)レポート2
Mr.なんでんかんでんを知ろう!!
なんでんかんでん社長、歌手兼タレントとしてMr.なんでんかんでんこと川原浩史さんとして様々な面をお持ちですが、今日は川原浩史さんという人物についていろいろお聞きしたいと思います。
Q 『なんでんかんでん』という店名の由来を教えて下さい。
「なんでんかんでん」の意味は、九州弁で「なんでもかんでも」の意味です。店の名前ですが、一番下に【ん】という字を付けたかったんです。豚骨だけに、とんとんだとか、在り来たりですが、○○軒なんかも考えましたが、どれもインパクトがありませんでした。
たまたま、博多時代の友人と呑んでいましたら、そいつが、「店の名前なんか、なんでんかんでんよかろうもん」って…店の名前なんて、なんでもいいじゃんってことです
。
「なんでんかんでん」【ん】が多過ぎるけど一番下に【ん】があるし、東京でやるには、面白い名前かも…それで、【なんでんかんでん】という名前にしたんです。
今思うと、店の名前も成功の一つだったかもしれませんね。
オープン一週間は半額セールを実施し、大繁盛でしたが、それ以降は数える程しかお客様が来ませんでした。3年間は、赤字状態です。正直、もうやめようかと思いました。
しかし、「石の上にも三年」と申しますように、東京初の本格的な豚骨ラーメンが出来たと口コミが広がり、徐々に忙しくなってきたんです。
嬉しいことに、初めての取材の問い合わせがきたんです。この雑誌、フロムAという当時もっとも売れていた求人誌の一つでした。
求人誌に載って反応があるのか?って心配しましたが、当時はまだラーメンが騒がれる時代でもないのと、今みたいに情報源が多くなかったこともあってか、大変な反響でした。
その後、テレビの取材も急増、一日三回出たこともありました。その結果、一日の売り上げが、100万円を達することもありました。
夜だけの営業ですから、それは凄まじいものでした。ラーメン食べたさに環七を渡り、取り返しのつかない大事故も幾度と起こりました。半年もの間、店前にパトカーが常駐することになり、近隣の住民30人がプラカードを持って三ヵ月間も店前に立たれました。この不思議な光景に生中継するテレビ局もありましたよ。その間は、一気に売り上げが10分の一まで落ち込みましたよ。
まさか、繁盛しすぎてこうなるとは思ってもいませんでしたが、今となってはいい思い出です。
なんでんかんでんが、ラーメンブームの火つけ役と言われますが、たしかにその通りで、なんでんかんでんがマスコミで騒がれ出して日本中にラーメン店が急増したのは間違いない事実です。 今は、後発の店に負けないように頑張っていかねばと考えています。
Q TVにも出演されて多忙な日々だと思うのですが、TV番組『マネーの虎』、『歌スタ』に出演されてその後の反応等は?
有り難いことに、テレビ出演も800回を越えました。
中でも、マネーの虎は、強烈な番組だったと思います。今もあの番組で始めたモンゴルでのタクシー事業、マネーのトランスを出したレコード会社は順調にすすんでいるようです。もちろんダメになったビジネスもありますが、投資した額の8割は回収しました。あの番組がきっかけで独立を決断した方は多く、そういった意味では、あの番組は若者のビジネス欲を駆り立てたと思います。
ただ、流行を追っかけたり、誰かが成功したからやるなんて考えはあまりもってほしくないですね。
念願だった歌手としての出演も【歌スタ!!】(日本テレビ系)という番組で、三か月間でしたがオープニングソングを担当させていただきました。CDデビューも果たし、いくつかの番組の挿入歌にもなりました。カラオケにも自分の歌が入りました。
おそらく、ラーメン屋のオヤジでテレビ番組の主題歌やカラオケに自分の歌が入っている人はいないと思いますよ。本当にありがたいことです。
次回予告: Mr.なんでんかんでんインタビュー後編!お店や商品にまつわる他では絶対に聞けない本音トークが炸裂!!お楽しみに!!