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「スープのある冷し中華 彩の食堂」編(2013年6月5日発売)レポート3

冷しラーメン発祥の地・山形を巡るマエストロ達。彼等を待ち受けていたトンデモナイ事態とは!?

「冷しラーメン」開発の足掛かりとして、本場・山形へ冷しラーメン試食ツアーにやって来たマエストロの男達。

イノウエ「折角だから米沢まで足を伸ばして「米沢ラーメン」も食べてみようよ!!」
デコライター「それはいいっすね!でもだいぶ雪が深くなってきましたねー!」

イノウエ「米沢ラーメンは山形県米沢市内で食べられているご当地ラーメン。細打ち縮れ面とあっさりした醤油味のスープが特徴です!」
コンドウ「米沢牛の牛めしもうまかった〜!」

イズイズ「はー食った食った!!」
イノウエ「さすがに今日はここまでか!暗くなって来たし…」

フジサキ「まだ行けますよ!!」
デコライター「まあでもこれ以上素人が雪深い中夜出歩くのは危険でしょう」

デコライター「ここは米沢!米沢牛を堪能しようぜい!!!」
コンドウ・イズイズ「いえ〜い!!!」

翌朝―
「うひゃ〜!車がすっかり雪に埋もれてるよ〜」

デコライター「今日はどこ行くんでしたっけ…?」
イノウエ「今日は山形の隣の福島まで行って喜多方ラーメン巡りの予定だろ? しっかりしろよ〜!!」

え?なんで冷しラーメンなのに喜多方なのかって?
キエコ「それはまた別のお話で…」

午後2時
イノウエ「さあこれで予定した全ての店を回ったな!!」

デコライター「もういいっしょ!もう帰りましょうよ〜!」
イノウエ「じゃあ俺が運転するからみんな乗って!!」

デコライター「いつもスイマセン…」
フジサキ「キミの二日酔いは慣れっこだから!」
イズイズ「家に着くまでが冷しラーメンツアーだから安全運転で!!」

車は雪の中を出発してから、どのくらい過ぎただろうか…。

イノウエ「ちょっと!!シャレにならないって!!」「前が…前が全然見えないっ!!!!」

「これはもしや…ホワイトアウト!?」

因みにホワイトアウトとは、雪や雲などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象。ホワイトアウトの状態に陥ると、錯覚を起こしてしまい、雪原と雲が一続きに見える。太陽がどこにあるのか判別できなくなり、天地の識別が困難になる。また、太陽光が遮られ、足元の風紋も見えなくなる場合もある。

イノウエ「正直、ヤバ過ぎると思いました。ある程度雪道が恐ろしいのは想定していたのですが、まさかこんなことが現実に起こるなんて…!!
目に映る外の世界全てが真っ白で、そこに急に向かいから対向車が来たり急カープがあったり…もしここでハンドル操作を誤ったら、これまで10年間で100作以上作り続けてきた花月嵐の期間限定ラーメンの歴史も一瞬にして終わってしまうわけですから。冗談抜きでそんな思いがよぎったのは事実です…。」

イノウエ「それから何分位その状態が続いたでしょうか…」

しんちゃん「もしもし!?天気予報見たらそっち雪スゴイらしいじゃん!!」
デコライター「ええ、まあ…かなりシャレにならない状況で…」
しんちゃん「まーでも大丈夫でしょ!気をつけてな!!」

後部座席のデコライター「は、はい…」
冷や汗をかきながらハンドルを握るイノウエ。
助手席のフジサキ「イノウエさん深呼吸っ!!!」

それから数時間後―

デコライター「ぶ、無事に着きましたね…」
コンドウ「本当に事故も怪我もなくて良かった……あ!!」

安心して、その場にへたり込んでしまうイノウエ。
「ホント、よかったよ〜……」
「イノウエさ〜ん、大丈夫???」

こうして冷しラーメン発祥の地、山形を巡る旅は無事に終了した。東京に戻ったマエストロ達にはその後冷しラーメンの開発が待っていた。そして、冷しラーメンのPRに奔走する広報&デザインチームの苦悩の日々とは…??